读一读
片方だけの靴下
日曜日の午後、久しぶりに靴下の引き出しを空にしてみた。床に広げて一足ずつそろえていくと、最後に相手のいない靴下が七枚残った。紺、灰色、白に細い線の入ったもの。どれも、そのうちもう片方が出てくるだろうと思って、引き出しの奥に戻してきたものだ。
看译文
星期天下午,我把袜子抽屉整个倒空了,好久没这样做过。摊在地上一双双配对,最后剩下七只找不到另一半的袜子。藏青的、灰的、白底带细条纹的。每一只都是我想着“过几天另一只总会冒出来”,又塞回抽屉深处的。
洗濯機の中も、ベッドの下も、一度は探したはずだ。それでも見つからなかったのだから、もう出てこないと考えるほうが自然だろう。頭ではそう分かっているものの、ごみ袋を広げると手が止まる。しかも、こういうときに限って、片方をなくした日のことまで思い出す。灰色のは引っ越しの日に段ボールの間で消えたし、白いのはたぶん旅先のホテルに置いてきた。
看译文
洗衣机里、床底下,应该都找过一遍了。既然那样都没找到,想成“不会再出来了”才合乎常理。道理上虽然明白,可一撑开垃圾袋,手就停住了。而且偏偏在这种时候,连丢了另一只的那天都想了起来。灰色那只是搬家那天消失在纸箱之间的,白色那只大概是落在旅途的酒店里了。
考えてみると、わたしの部屋には「片方だけ」のものがほかにもある。ふたをなくした水筒、もう持っていない携帯の充電器、三月で止まったままの日記帳。役に立たないことは分かっている。それでも捨てきれないのは、物そのものより、それを使っていたころの自分に未練があるからなのかもしれない。
看译文
想想看,我的房间里还有别的“只剩一半”的东西:丢了盖子的水壶,早已不用的那部手机的充电器,停在三月的日记本。我知道它们派不上用场。可还是扔不掉,也许不是舍不得东西本身,而是放不下用着它们的那个时候的自己。
ただ、七枚をまた全部引き出しに戻すわけにはいかない。引き出しはもういっぱいで、毎朝そろった一足を探すだけで時間がかかっているのだ。わたしは六枚を手放すことにして、袋に入れた。口をしばる前に、もう一度だけ洗濯機の裏をのぞかずにはいられなかった。もちろん、何もなかった。
看译文
不过,总不能把七只又全塞回抽屉。抽屉早就满了,每天早上光是找一双配好的袜子都要花时间。我决定舍掉其中六只,把它们装进袋子。扎紧袋口之前,我还是忍不住又往洗衣机后面看了一眼。当然,什么也没有。
残したのは、いちばん古い紺の一枚だけだ。左手にはめて本棚をなでてみると、ほこりが思ったよりよく取れる。今、それは洗面所の棚で出番を待っている。片方だけでも、まだできる仕事はあるらしい。次は、ふたのない水筒をどうするか決めようと思う。
看译文
留下来的,只有最旧的那只藏青色袜子。套在左手上抹一抹书架,灰尘比想象中擦得还干净。现在它待在盥洗室的架子上,等着下一次派上用场。看来就算只剩一只,也还有它能做的事。下一步,我想决定那个没有盖子的水壶该怎么办。
三个表达
説明書は読んだものの、使い方がまだよく分からない。
说明书倒是看了,用法还是不太明白。
「〜ものの」:接在普通形后面,意思是“虽然……但是……”:前面是已经成立的事实,后面却没有照预想发展。比「〜けれど」更书面一些。正文的「頭ではそう分かっているものの」就是“道理上虽然明白”。
傘を持っていない日に限って、雨が降る。
偏偏在没带伞的日子下雨。
「〜に限って」:接在名词后面,意思是“偏偏在……的时候”,后面多接不如意的事。正文的「こういうときに限って」就是“偏偏在这种时候”。
明日は試験なので、遅くまで遊ぶわけにはいかない。
明天要考试,不能玩到很晚。
「〜わけにはいかない」:接在动词辞书形后面,表示考虑到常识、责任或眼前的情况,“不能那样做”。和能力上的“做不到”(「〜できない」)不同。正文的「全部引き出しに戻すわけにはいかない」就是“总不能全都放回抽屉”。
读完做一件小事
提示
把只剩一只的袜子找出来,一只一只决定:留下当抹布,还是放手。全部留下也可以,只要是你自己决定的。